にほんの里100選に選ばれた、時を刻む石の迷路。
鹿児島県南さつま市笠沙町に位置する「大当石垣群の里」は、自然石を用いた石垣が特徴的な集落です。約1,250メートルにわたる石畳の小道が家々を囲み、まるで迷路のような風景が広がります。この石垣は、百万個とも言われる自然の丸石を積み上げて作られ、傾斜地を活かした独特の集落形態を形成しており、人々のくらしに育まれてきた健やかで美しい「にほんの里」100選にも選ばれました。
集落内では、地元の「大当かんむっ・にいむっ会」がガイド活動を行っており、30分コースと1時間コースの散策が可能です。ガイドは、鹿児島弁で地名や植物、昔話を紹介し、地域の歴史や文化を深く知ることができます。また、集落の入口にある集会所にはマップや資料が設置されており、自由に探索することもできます。
「大当石垣群の里」は、過疎化が進む中でも地域の魅力を守り続ける努力がなされており、訪れる人々に静かな歴史と自然の美しさを感じさせてくれます。
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基本情報
住所 | 南さつま市笠沙町片浦7670−4 |
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駐車場 | 無料 |
資料 | 南さつまサロン化プロジェクトの学生たちが作成した散策マップはこちら! |