笠沙に春を告げる、二十日祭りが開催されました!
野間神社は野間岳標高約380m地点にありますが、もともとは山頂にありました。東西2つの社が建ち、東宮にはニニギノミコト、コノハナサクヤヒメ、西宮にはその三皇子や媽姐神女、千里眼、順風耳が祀られ、古くから航海に携わる者からの信仰が厚い場所です。いろは歌を完成させた島津忠良公(日新公)も野間神社を崇拝し、東西の社を再建しますが、度々の台風により山頂の社殿が倒壊したことから、島津斉興公が東宮と西宮を統合した1つの社殿として現在の地に再建されました。
毎年2/20に、野間神社で執り行われる例祭は、別名「二十日(はつか)祭り」と呼ばれます。椎木集落から車で神社近くまで車で行くこともできますが、一方通行で駐車場所が20台程度なので注意が必要。例祭は朝10:00頃から開始され、地元の漁師さん達も今年の大漁を祈願し奉納をおこないます。
野間岳の標高は591m。第一展望所は野間神社から270m登ったところで遠く海を望めます。地元の方々は昔からの風習もあり、麓から徒歩で神社まで訪れます。
二十日祭りの後、地元集落ではふるまいそばが習わしで、今年は椎木集落の公民館でおそばが振る舞われました。
【住所】
野間神社:南さつま市笠沙町片浦4108
椎木公民館:南さつま市笠沙町片浦 https://goo.gl/maps/s3BxuTAAMLG2